いのちをつなぐために、タネを採る。『火の鳥』初代担当編集者が手塚治虫から受け継いだ志とは──野口種苗研究所・野口勲×PLANTIO・芹澤孝悦
自然豊かな埼玉県飯能市に店を構える「野口のタネ/野口種苗研究所」は、全国で唯一、固定種のタネのみを扱う種苗店。三代目主人である野口勲さんは、幼少期から手塚治虫の漫画を読んで育ち、19歳で虫プロ出版部に入社、『火の鳥』の初代担当編集者となった経歴をもつ。
家業を継いだいま、手塚治虫が一生をかけて訴え続けた永遠のテーマ「生命の尊厳と地球の持続」を、タネ屋として志を引き継ぎ、表現していくことに全…