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[#おうちでたねまき]2〜3日で発芽、1ヶ月で収穫も可能。初心者にぴったりなルッコラをスタバのカップで育ててみる

grow official
2020-04-27

■目次
・ルッコラが初心者向きな理由
・身近にあるものでタネまきも可能
・おすすめの土と肥料とは
・タネまきの注意点
・収穫までのポイント
・収穫したら終わり、ではなく…

ルッコラが初心者向きな理由

外出を控える生活が続くなか、おうち時間をもっと充実させたい。

そんな方のために、プランティオでは現在、「#おうちでたねまき」プロジェクトと題して、野菜のタネのおすそ分けをしています。

自宅で野菜栽培ができたらちょっとした節約にもなるし、いざというときのために自分で食料をつくれるとなんだか心強い。野菜が日々育っていくのを見ているだけで心の癒やしになる。なにより、自分が育てた野菜を食べるって、わくわくしませんか?

とはいえ、いざ自分ひとりで始めてみたいと思っても、なにが必要なのかもわからない方もいらっしゃると思います。そんな方々に向けて、この記事では家庭菜園のコツを解説するウェブサイト「Vegetables Beginners Guide」の運営者、栽培士の早川 修さん監修のもと、おすすめの種類や必要な道具、育て方のコツを解説。

これらの情報を活かして、実際に自宅でルッコラのタネをまいてみた様子もご紹介します。

「野菜の栽培」というと、難しく感じるかもしれませんが、じつは身近にあるものを活用して、自宅で簡単に育てられる種類もあります。

たとえば、「#おうちでたねまき」プロジェクトでもおすそ分けしているルッコラは生育が早く、初心者にもおすすめです。栽培期間が長くなると、管理の工程が増えてしまいますが、およそ2〜3日で発芽、1ヶ月程度で収穫もできるルッコラは、野菜を育てるのが初めての方にとっては、ぴったりの種類だといえるでしょう。

※生育環境によるので、発芽や収穫、花が咲くタイミングは、あくまで目安です。

身近にあるものでタネまきも可能

まず必要な道具は、土とそれを入れる容器です。プランターをお持ちでない方が多いと思いますが、最初は小さな容器にタネをまいて、大きくなってから植え替えれば問題ありませんし、種類によっては、カップのまま室内で育てることも可能。まず始めるにあたっては、身近にあるものを容器として活用することもできます。

たとえば、スターバックスのプラカップがその一例です。

透明なので、どれだけ根が伸びたのか見えるうえに、タネまき用として高さがちょうどいい。なにより、自宅の窓辺でスタバのカップで野菜を育てるのって、インスタ映えするかもしれません。

そのほかにも、牛乳パックやペットボトル、ミニトマトのプラスチックパック、カップそばの容器などで代替もできますが、牛乳パックやペットボトルといった高さがあるものは、ハサミやカッターで半分に切るなどして、高さを調節してください。

どの容器を使っても、水はけをよくするために、キリや安全ピンなどで、容器の底に小さな穴を、底が抜けない程度にたくさん空ける必要があります。カップの下には水受けとして皿を置いたり、アルミホイルを巻いたりします。

おすすめの土と肥料とは

次に、容器に入れる土について。土の種類は、大きく分けて「タネまき用」「育苗用」の2種類があります。生育の過程で必要な栄養成分が変わるため、時期に合わせて選びます。

この両方の時期それぞれで使える種類の土もあるので、初心者はそれを選ぶとよいでしょう。下記がその一例です。

「有機にこだわった野菜の培養土 約14L」(株式会社刀川平和農園 )

有機栽培に使われる、有機質100%の肥料が配合されているので、健康に気を使う方でも安心して使える。また、成分がバランスよく配合されており、タネまきと育苗の両方に使えるうえ、いろんな種類の野菜を育てる際にも使えます。14リットルで850円(税込み)とコストパフォーマンスも良く、ネットで取り寄せもできます。

今回のようにカップでタネまきをするだけだと、土が余るので、密閉して直射日光の当たらない、涼しい場所で保管してください。土の中にはバクテリアなど栽培に必要な微生物がいて、直射日光で死滅してしまうので注意が必要です。

100円均一ショップでも園芸用品を販売していますが、土の品質については、あまりに安価なものを使うと、殺菌消毒が十分でない場合もあり、野菜が育ちづらいこともあるので、注意が必要です。

苗から育てる場合や、種が発芽してある程度成長した野菜には、肥料が必要です。初心者におすすめなのはこちら。

ハイポネックス野菜の液肥 450ml」税込700円 (株式会社ハイポネックスジャパン 

野菜の生育に必要な栄養素(チッソ・リン酸・カリ)がバランス良く配合されていて、葉野菜、実野菜、根野菜と幅広い野菜に使える万能肥料。液体で使いやすく、水やりを兼ねて7日に1回与えるだけ。

そのほか、あると便利な道具は、下記の4点。

●小型のシャベル(移植ごて):苗を植えるときや土をいれるとき、収穫のときに使用する

●ハサミ:間引きや収穫のときに使用する、園芸バサミがおすすめ

●水差し:毎日の水やりに使う。注ぎ口は細い方がこぼれにくい

●手袋:手の汚れや怪我の防止。病気の感染を防ぐため、触る前に手洗をする必要があるので、ビニール手袋が便利です

これらの道具は100円均一のお店で買えるもので十分ですので、活用してみてください。

タネまきの注意点

必要なものが揃ったので、いよいよルッコラのタネまきに挑戦。

天候は、晴れの日にまくべきかと思いきや、じつは「くもり」の日がおすすめ。極度の乾燥と高温を防ぐため、発芽までは日陰か日照時間の半日日陰になる場所でタネをまいてみましょう。

ルッコラはキャベツや大根と同じアブラナ科で、日差しが強すぎるところより比較的涼しいところを好みます。もしも室内で育てる場合は、日照時間が1日3〜4時間の場所に置いてください。

タネの発芽率は年々落ちていくので、手に入れたタネはなるべく早くまくのがよいでしょう。

①まずは容器の8割ほどの深さに培養土を入れます。

ギリギリまで入れてしまうと、水をやったときに土や水が溢れてしまいます。長期栽培する場合は、土を後から足しましょう。

水はけを良くする小石や堆肥をお持ちの方は、小石、堆肥、土の順番で入れます。小石がない場合は発泡スチロールでも代用できます。

②土の用意ができたら、土に人差し指で穴を空けます。

深さ5mm〜1cmほどの穴を、1cm間隔で空けて、ひとつの穴にひとつのタネをまきます。

フラペチーノのトールサイズを容器にした場合、1つのカップあたり4つのタネをまくのが適量です。

基本的に、ひとつの容器でには1つの株を育てていきます。発芽しないタネもあるため、4つのタネをまいておき、何個も発芽した場合は後々に間引くことで大きく育ちます。

③タネをまいた後は、優しく水をたっぷりとかけます。

勢いよく水を注ぐとタネが流れ出してしまうので注意です。毎日の水やりをするタイミングと量にについてですが、発芽するまではたっぷりと水をやります。

水やりのベストタイミングは、朝と14〜15時の2回。仕事などでこの時間が難しい方は、朝だけでもかまいません。時間が空いてしまったとしても、夜の水やりは厳禁

発芽に適する温度は18〜22度で、夜に水やりをすると土の中の温度が低くなり発芽が遅れてしまいます。また、水分量が足りないと、土の中で腐ってしまうこともあるので、朝しか水をあげられない人は朝にたっぷりあげましょう。

収穫までのポイント

ここからは、タネまきを終えた後に気をつけるべきポイントをお伝えします。

●肥料について

ルッコラの場合、タネをまいてから2週間くらい、本葉が3〜4枚出てきたタイミングで肥料をあげると大きく育ちます。大きく育つ直前に肥料をあげるのがポイントです。

間引き

発芽して本葉が2、3枚になったら、タネから出た眼のなかで生育の良いものを1本だけ残して、他の芽はすべて摘み取りましょう。狭い場所で複数の株が混み合った状態で育てると、養分と水分を取り合って、成長が悪くなってしまいます。

●植え替えのタイミング

株が大きくなったときはひと回り大きな鉢に植え替えるとベター。挑戦してみる方は、下記のポイントに注意してみてください。

容器のなかの根っこが過密状態になってきたり、株が大きくなって倒れそうになってきたら、植え替えのタイミングです。

①入れ替える鉢の底にかさが増す分だけ土を入れる
②根っこを壊さないように、元の植木鉢から株を抜き取る
③入れ替える鉢に置き、周辺に用土を入れて株の根元を手のひらで押さえる
④植え替えた後はたっぷりと水をやる

1株の場合は6号〜7号の植木鉢、複数の株を育てる場合は長さ40~65㎝、10〜20リットル程度のプランターがおすすめです。

参考:セロン工業のロイヤルプランター(サイズ:W630×S235×H200mm、重量:950g、容量:10L)

●収穫のタイミング

高さが15cm程度になったら、収穫のタイミングです。生食ならサラダにして食べたり、パスタに添えたり、軽く茹でておひたしにしてみたりと、さまざまな料理に使ってみてください。

春まきのルッコラははトウ立ち(中央だけ大きく伸びること)して、6〜7月頃に花が咲きます。花を愛でて楽しんだり、タネを採ることも可能ですが、カップなど狭い場所で育てると、タネが採れるほど大きく育たない可能性もあります。

ルッコラの花が咲いた様子。

なるべく長い間育てたい場合は、トウ立ちした中央の部分や、花を抜き取って収穫します。その部分に栄養が取られてしまい、新しい葉が育たなくなったり、葉が固くなって、食べてもおいしくない状態になるので、見た目が違う茎が出てきたら、その部分は抜き取って収穫しましょう。

収穫したら終わり、ではなく…

プランティオがおすそ分けしているタネは、収穫後に採取したタネをまいて、自然栽培を繰り返してできあがった「固定種」です。

一度タネをまいたら終わりではなく、タネまき→育苗→定植→栽培→収穫→タネとり→タネまき…というサイクルで、しっかり育てれば半永久的に野菜を育てることができます。

この栽培のサイクルに加わる人が増えることで、サステナブルな社会へと近づいていくのだと思います。

固定種について気になる方は、下記の記事を読んでみてください。三代にわたって固定種を扱う種苗店を営む、野口勲さんのインタビューです。19歳で虫プロ出版部に入社、『火の鳥』の初代担当編集者となった異色の経歴の持ち主です。

また、プランティオはこの4月にウェブサービス「grow SHARE」をリリースしました。

grow SHAREリンク: https://growshare.jp/ja/

ご自宅のベランダや街の中にあるコミュニティファームなど、野菜づくりの場所を「vege SPOT(ベジスポット)」として登録できるサービスです。

この記事をみてタネまきをする方は、ぜひベジスポットを登録したり、写真を撮って、

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取材・文・撮影=Reika Narishima
編集=森ユースケ

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