野菜を育てる人と、野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム「grow SHARE」の使い方
4月19日、PLANTIO(プランティオ)株式会社が、ウェブサービス「grow SHARE」をリリースしました。
街中にある野菜づくりの場所を「vegeSPOT(ベジスポット)」としてマップ上に登録、栽培に関する情報交換、おすそ分けやボランティア募集など、野菜づくりにまつわるコミュニケーションのハブとしてご利用いただけるサービスです。

この記事では、このサービスの使い方をご説明します。
■目次
・野菜づくりの場所を登録、おすそ分けやボランティア参加を呼びかけ
・AIが予測する栽培スケジュールを活用
・スマホアプリと連携、ユーザー同士でコミュニケーション
・自宅のベジスポットから野菜をおすそ分け
コミュニティファームを登録、おすそ分けやボランティアの参加を呼びかけ
一例ですが、プランティオが東京都渋谷区、恵比寿で運営するIoT農園のひとつ、「grow FIELD EBISU PRIME(グロウフィールド・恵比寿プライム)」のベジスポットはこのような画面になっています。

https://growshare.jp/ja/spots/8
2020年5月2日現在は新型コロナウイルスの影響で運営を休止していますが、普段はコミュニティのメンバーたちが水やりやタネまき、野菜の収穫をするほか、ワークショップを開催。Wi-Fiや電源もあるため、コワーキングスペースとして活用することも可能です。
こういった情報を記載することで、野菜のおすそ分けやボランティアの参加を呼びかけるなど、近隣の方とのコミュニケーションをとることができます。
また、野菜づくりに興味を持つ人たちが、grow SHAREのマップ上から、自宅や仕事場から近い場所を探して、コミュニティに参加する…。そんな動きが増えて、野菜づくりに携わる人が多くなっていったら嬉しいと、スタッフ一同が考えております。
この画面には、Facebook、Twitter、LINEのシェアボタンもあるので、ベジスポットを登録したら、ぜひSNSへ投稿してみてください。
※ベジスポットは、登録時にステータスを変更できます。誰でも閲覧可能な「公開」、招待された人だけが閲覧できる「限定公開」、自分だけが見られる「非公開」と、用途に応じて設定を変更してください。
AIが予測する栽培スケジュールを活用
ベジスポットを登録する際に育てる野菜を選択すると、発芽から収穫までのおおよそのスケジュールを見ることが可能です。

農園をベジスポットとして登録するだけでなく、ご自宅のベランダをベジスポットとして登録して、このスケジュールを参考に野菜を育てることも可能です。
プランティオが栽培予測システム「crowd farming system」は、栽培する人が増えれば増えるほど学習し、精度が高まっていく仕組みです。野菜を育てて、データ提供にご協力いただけると、スケジュールの精度がどんどん上がっていきます。
また、2020年夏を目処にリリースを予定しているIoTのデバイス「grow CONNECT」を使うことで、栽培状況に関する情報をデータベースに保存、スマホアプリでデータを見ることが可能に。

一般向け園芸用品として世界で初めて(※2020年現在、自社調べ)、6つのセンサー(日照センサー、外気温・湿度センサー、土壌温度・湿度センサー、超広角カメラ)をひとつの機器に搭載。
データを計測・解析し、野菜の栽培に必要な情報をアプリを通じてユーザーに通知します。集めたデータを活用して、「水やり」「間引き」など、いま野菜に必要なアクションや、タネまきの時季や収穫スケジュールも予測。
専用プランターと土と種を全てセットでお届けし、ご家庭で使っていただくケースも想定しております。
スマホアプリと連携、ユーザー同士でコミュニケーション
スマートフォンアプリ「grow GO」と連携することで、ベジスポットごとにコミュニティをつくり、ユーザー同士がコミュニケーションをすることも可能です。
iPhoneアプリ:https://apps.apple.com/jp/app/grow-go/id1444728746
Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.plantio.app.go&hl=ja
下記はさきほどgrow SHAREのキャプチャ画面を紹介した、ベジスポット「grow FIELD EBISU PRIME」のスマホアプリ上の画面です。

育てている野菜の種類や、栽培カレンダーが表示されるほか、下記のようにベジスポットに紐付いたコミュニティが閲覧できます。

たとえば、水やりチームのコミュニティでは、水やりの報告やアドバイスのやりとりをしたり、

その他コミュニティで、育てた野菜を食べた報告をしたりと、様々なコミュニケーションが可能。

そのほかにも、ベジスポット近隣の飲食店と連携して、


持ち込んだ野菜やハーブを使った料理やお酒を楽しむ、といった使い方も可能です。
このように、一緒に野菜を育てるためのコミュニケーションをとったり、イベントやワークショップの情報にアクセスすることができます。
新型コロナウイルスの影響が収束したのちには、野菜づくりのワークショップや飲食店との連携を予定しています。
自宅のベジスポットから野菜をおすそ分け
自宅の鉢植えやプランターをベジスポットとして登録(招待された人だけが閲覧できる「限定公開」と設定可能)し、知人とコミュニケーションをとることも可能です。

このように知人のベジスポットを訪問して、つくっている野菜のおすそ分けをお願いしたり、それぞれが一緒に育てて、その過程をシェアしながら一緒に野菜づくりを楽しむのもよいかもしれません。
現在は、自宅でも野菜づくりを楽しめるように、野菜のタネをおすそ分けする「#おうちでタネまき」プロジェクトを実施中。
そのほかにも、自宅の身の回りにある道具でタネまきをするための情報など、さまざまな情報発信をしています。
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