画像1: 【PLANTALK Vol.1】前編 〜PLANTIOのプロジェクトは渋谷の街を変える〜 渋谷区長 長谷部 健 × PLANTIO CEO 芹澤 孝悦 対談インタビュー

ともに渋谷で生まれ育ち、今も渋谷に暮らす三代目だという長谷部健渋谷区長とPLANTIOの芹澤。長谷部区長が目指す街づくりと、芹澤が思い描く未来にはさまざまな共通点があるようです。渋谷という都心の街で、PLANTIOにできることとは?

屋上の有効活用は都市区の課題。
更地にしておくのは、もったいない!

芹澤:渋谷区のイベントで初めてお会いしたときには、AIを搭載したプランター(PLANTIO HOME)を試作中だとご説明しましたが、そこからだいぶ、プロジェクトをアップデートしました。もちろん、プランターの試作も続けているんですが、まずは、屋上を利用したアーバン・ファーミングのコミュニティを作るところから始めたほうがいいだろうと。僕らは、これを「PLANTIO SPOT(仮称)」と名づけました。

長谷部:初めて芹澤さんのお話を聞いたとき、ITで野菜の管理ができるプランターに、すごく可能性を感じたんですよね。僕の家も屋上で家庭菜園をやっているんだけど、なかなかうまくいかない。それをサポートしてくれるなんて、すごいなって。渋谷区では、ITで暮らしが豊かになるということを率先してやりたいと思っていたから、やりたいことと重なる、ドンピシャだって。

屋上の有効活用というのも、いいアイデアだね。屋上は遊休空間だから、どう使うかっていうのは、土地がない都心区の大きな課題。常々、有効活用の方法を考えていたから、こちらもドンピシャな感じがしますよ。

画像: 「従来型の農業をマクロファーミングとするなら、屋上につくるPLANTIO SPOT(仮称)は分散ベジテーション型。都市型のマイクロファーミングという、新しいアグリカルチャーの本質を再発明したい」と芹澤。

「従来型の農業をマクロファーミングとするなら、屋上につくるPLANTIO SPOT(仮称)は分散ベジテーション型。都市型のマイクロファーミングという、新しいアグリカルチャーの本質を再発明したい」と芹澤。

芹澤:屋上を更地にしておくのは、もったいないですからね。効率よく使いたいですよね。

長谷部:だから、僕の家は屋上に庭と菜園を作っていて、僕らは手入れをするためによく屋上に行くんだけれど、周りの屋上は普段は無人。でも、神宮の花火大会のときには人が大勢上がってきて、何だか一体感が生まれるんだよね。都会ならではの風景ですよ。毎年のようにそう感じるから、屋上をどうにかしたいなって、ずっと考えていたんだよね。

行政ができることとして、僕は、これから建てるビルの屋上は菜園にするか、太陽光パネルを設置するか、どちらかにしたいと。選択制だけれど、コミュニティができるなら菜園もいいね。屋上緑化すると、温暖化対策にもいいでしょう。

芹澤:そうですね。僕は渋谷でも、ロンドンが2012年のオリ・パラ大会をきっかけに導入したのと同じように、キャピタル・グロースのシステムを取り入れたいんです。

現在、コミュニティ性のある既存の菜園に、レンタル菜園があります。利用者は右肩上がりで大人気ですが、都心には菜園を作る土地がないので、郊外に多いんですよね。通うのが大変だったり、シニア世代が中心で若い世代にはとっつきにくかったり。そのハードルを下げて、野菜作りをオシャレでカッコいいエンタテインメントにしたい。そのために、渋谷を拠点に立ち上げたアグリ・アクティビティのNPO法人や、レンタル菜園の会社とコラボして、空いた時間に気軽に野菜作りを楽しめるアグリ・スポットを作りたいと考えています。

長谷部:おもしろいね。いいじゃない!

画像: 「このプロジェクトを成功させて、“渋谷モデル”として全国に売り込みたいね!」。

「このプロジェクトを成功させて、“渋谷モデル”として全国に売り込みたいね!」。

芹澤: さらに渋谷の商業施設やオフィスの屋上をフィールドに単に菜園を作るだけでなく、そこでランチやディナーができるようにもしたいです。ポップアップシェフのシステムを利用するとか、近隣の飲食店がケータリングするとか。イベントやワークショップも、定期的に開催したいですね。

長谷部:素晴らしいね!

芹澤:でも渋谷区には、東京23区で唯一、屋上緑化をするための助成金がないんです!

画像: 「渋谷は発進力のある街。何でも、渋谷のような場所でやるから注目される。そのメリットを生かしてほしい」と長谷部区長。

「渋谷は発進力のある街。何でも、渋谷のような場所でやるから注目される。そのメリットを生かしてほしい」と長谷部区長。

長谷部:それは考えているところですよ(笑)。
渋谷区はこの4月に、「一般社団法人渋谷未来デザイン」を立ち上げます。渋谷を拠点とする産学官民が連携して、渋谷を変えていこうという構想です。その最初のメニューの一つに参加したら、すごくいいと思う。そこでコンソーシアムを組んで、プロジェクトを立ち上げてもらえれば。

今、渋谷区では笹塚、幡ヶ谷、初台エリアを「ササハタハツ」と称して地域の魅力を発信しているんだけど、甲州街道沿いには魅力的な商店街がたくさんあるから、飲食店とコラボするなら、ぜひ「ササハタハツ」で。コラボできそうな飲食店を紹介することも、できると思いますよ。

プロフィール

長谷部健(はせべ・けん)
1972年、渋谷区神宮前生まれ。博報堂勤務を経て、NPO法人green birdを設立。街をきれいにする活動として、原宿・表参道から始まり、全国60か所以上でゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を実施。2003年から渋谷区議会議員(3期12年)。2015年、渋谷区長就任。

https://www.city.shibuya.tokyo.jp

※2018.3.13取材

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